
親は皆、子供を「賢い子」「能力の高い子」に育てたいと願うものですが、どのように子育てすればその確率を高めることができるのでしょうか。幼少期からの詰め込み教育や勉強の先取り、あるいは何らかの習い事が関係しているのでしょうか。答えはすべてNOです。
この記事では、「賢い子」に密接に関係する「知的好奇心」をぐんぐん伸ばす2つの秘訣と、おすすめの「図鑑」を使った子育てについて紹介します。是非お試しください。
この方法は、16万人の脳画像を見てきた脳医学者である、瀧靖之先生が推奨している手法で、私も実際に子供に取り入れてうまくいっている方法ですので、信憑性がある話だと思います。
東大の9割が読んでいた「図鑑」。子育てで好奇心を伸ばす2つの秘訣

知育アイテムとして定番の「図鑑」。東大生の約9割が図鑑を読んで育った、興味を持っていた、というデータがあるそうです。図鑑には一体どんな力があるのでしょうか。
図鑑は、テレビなどの映像と違い、一度に全てを読み進めるのではなく、自分の気づきや好奇心によって見る箇所が変わってきます。これにより、継続して「自ら学ぶ」姿勢を育むことができます。幼少期から図鑑を活用していると、勉強への心理的ハードルが下がり、自然と机に向かう習慣が身に付きやすいのです。
ただし、難しい図鑑や興味のない図鑑を与えると逆効果です。また、本棚にしまいっぱなし、与えて終わりという姿勢では子供の知的好奇心はなかなか伸びません。 図鑑を使って知的好奇心を伸ばす秘訣は、 以下の2つです。
- 子供に実体験をさせる
- 親も一緒に楽しむ
子供に実体験をさせる

図鑑のバーチャルな世界とリアルな世界の繋がりが子供の知的好奇心を引き出します。実際に見たものを図鑑で調べ、図鑑で見たものを実際に見に行く、の繰り返しにより、知識がどんどん増え、好奇心がぐんぐん育ちます。
例えば、テレビでキリンを見たら動物図鑑で調べ、新幹線を見たら乗物図鑑で調べます。海の生き物図鑑で調べたイルカを水族館へ見に行きます。
親も一緒に楽しむ

図鑑に限りませんが、子供が興味を持ったことを親子でやるのが最強の方法です。子供に何かをさせようと思ったときに、一方的に「やりなさい」と言うだけでは難しいです。また、親自身が楽しむことも重要です。親が本気で楽しんでいる姿を見て、子供はそれを模倣します。瀧先生によると、3~5歳の3年間だけでも、子供の知的好奇心を最大限に高めることができれば、土台がしっかりできるそうです。