
子供の英語教育で「おうち英語」を検討しているけれど、どのように進めたらよいかわからない。おうち英語をしているけれど、このやり方で良いの?もっと効果的な進め方はない?
この記事では、「おうち英語」の効果的な進め方を具体的に紹介したいと思います。是非、最後まで目を通してください。
私は小学生の時に、英会話を3年程習っていました。また、「おうち英語」だけでも複数の選択肢を試してきた経緯があります。さらに、ママ友、パパ友経由で、おうち英語の失敗談、経験談につき、複数の情報を持っています。ですから、比較的、信憑性の高い話ができると思います。 構成は以下です。
- インプットは大量に習慣化
- アウトプットは習慣化と遊び
- 目標を決め、計画的に進める
- 英会話を習慣化
お試しで「おうち英語」をやる場合、おすすめの教材を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【おうち英語】効果が出やすい進め方【1歳の娘の成長に驚愕】

英会話や英語塾ではなく、「おうち英語」という家庭学習を取り入れている、あるいは、検討しているという意味で、塾だけでは英語のインプットが圧倒的に足りないという事実をご存じの方が多いでしょう。この記事では、そういう話は割愛させていただきます。
インプットは大量に習慣化
私はディズニー英語(以下、DWE)を5歳と1歳の子とやっています。他の教材でも構いませんが、DVDやブルーレイ等、必ず、映像と音がワンセットになったもの、かつ、お子様のレベルに合った教材を選んで下さい。音だけのCDや、大人向けのビジネス英語などを聞き流してはいけません。理由は、可能な限り、子供の興味を引く必要があるのと、映像と英語が合致していない教材は、何度聴いても理解できないからです。もちろん、DVDが柱で、同じ内容をCDで補うのであれば、CDに意味はあります。DVDの内容は子供が口ずさんでしまうような魅力的な歌が入っているもの、かつ、子供がついテレビの前でまねをしてしまうような興味を引く楽しいものが良いです。
DVDを見せることが目的になっている家庭は挫折しやすいです。例えば、今日は1、2番を見せた、がんばった!明日は2、3番を見せるぞ、がんばろうね!のように、DVDを見せることが目的化している。それ自体が努力のようになっている家庭です。
正しい進め方は、完全に習慣化してしまうことです。我が家では、朝食の時間はCDを流す。保育園から帰ったら何よりも先に、1本DVDを見る。休日等、車で出かける際は、常にCDをかけておく。努力するのではなく、当たり前の習慣にする。こうすれば、親がつけなくても子供がつけるようになります。
アウトプットは習慣化と遊び
おうち英語はインプット偏重の教材が多く、両親も英語ができないという理由でアウトプットが不足しやすいという弱点があります。あえて言っておきますが、DVDを100回、1000回、10000回・・・と聴く回数を増やしていけば、10001回目に急に理解が深まって英語が話せるようになる・・・なんてことは絶対にありえません。赤ちゃんが日本語を話すステップと同じで、最初は大量のインプット、少しづつ、親がジェスチャーを交えて言葉を教えて、「だっこ」「ママ」と単語を言うようになる(アウトプット)。そして、「パパ好き」「パン食べたい」のような文章を言うようになり、会話が成立するようになります。
DWEではネイティブが読み上げてくれるカードがあり、アウトプットの習慣化に適しています。例えば 「Mouse: This is a mouse.」とネイティブが読み上げるので、それを同じように繰り返して言います。片面は、機械に通すたびに異なる質問をしてくれて、英会話の練習にもなります。これを裏表、必ず最低3枚、毎日やります。子供が興味を示さない時は、代わりに親が楽しそうにカードを何枚もやってみせます。DWE以外の教材でも、似たようなものがあると思うので、うまく工夫して、アウトプットする習慣をつけてください。娘は生後9か月ではじめましたが、1歳6か月でこのレベルのカードはまねできるようになりました。今では3枚どころか遊びとして何十枚も勝手に読んで遊んでいます。子供の成長の早さには日々驚かされます。日本語を話し始めたタイミングと英語を話し始めたタイミングがほぼ同時期でした。
目標を決め、計画的に進める

DWEにはキャップというシステムがあり、水色、青、緑、ライム、黄色の5段階の試験をクリアすると、その色の帽子がプレゼントされます。まずは水色を合格するぞ、のように親子で大きな目標を立て、そのためにクリアしなければならない課題を日々の練習で計画的にクリアしていきます。DWEでは、週に1回ネイティブの先生との電話レッスンがあるので、大きな目標に向けた、小さな目標としてうまく活用します。
まず、英語を始めてまもないお子様の場合は、歌の練習がおすすめです。先生とのレッスンがない「おうち英語」でも、毎週月曜日など、曜日を決めて、歌を聞いてあげて下さい。例えば、土日でお母さんと練習して、月曜日はお父さんに電話して歌うというのもおもしろいです。慣れてくれば Book レッスン(先生の質問に答える)に切り替えて、キャップの合格を目指します。その他教材を使っている場合は、DWEを調べて、類似の試験を用意しても良いでしょう。漠然とただ進めるより効果が高く、お子様の興味も持続しやすいです。
英会話を習慣化
先ほどの赤ちゃんの例と同じですが、言語を身につけるには、インプット、アウトプットだけでは不足で、親が英語の話し相手になってあげることが大切です。日本語でも「ぶーぶー」が「車」に、「ワンワン」が「犬」になるまで、何度も何度も口に出す必要があり、親が教えるというステップは重要です。下手でもいいので、日ごろ練習している内容を使って質問や会話をしてみて下さい。〇〇できますか?「Can you swim? Yes I can.」「Can you fly? No I can't.」が始めやすいです。その後、これは○○ですか?「Is this flower? Yes it is.」「Is this bus? No it's not. It's train.」。これがクリアできて来たら、5W1Hです。What Where When Who Why How。普段使っている教材のフレーズを使いつつ、子供の好きなもの(例えば乗り物)で質問を構成してあげると良いです。その小さな積み重ねが、子供の英語への興味につながり、コミュニケーションのツールとして定着していきます。
いかがでしたか。この記事では、 「おうち英語」の 効果的な進め方を具体的に紹介させていただきました。 是非、活用してみてください。