最終更新日:2020/08/01
投稿日:2020/07/21
月1回・無料でスーパーキッズ?こんなことが本当に可能なのでしょうか。
はい、可能です。ただし、初級編の好奇心を育んでいること、そして、中級編のノート作成を最低1か月はこなしていることが前提条件です。月1回とは、ある場所に通う回数です。
※この記事を読む前に、まずは図鑑・初級編と図鑑・中級編1を読まれることをおすすめします。
■ノート作成を1か月は継続
まず、週1回のリアル探検とノート作成を1か月は継続する事。例えば、花であれば毎週土曜日に近所の公園で親子で花を摘みに行き、夜にノートにまとめる。平日は親子で図鑑を見たり、DVDを見たりする。
ノート作成を1ヶ月続けていると、最低でも8ページ程度にはなっているはずで、親子の好奇心も深まっていることでしょう。
※見開きで右ページに写真や花、鳥の羽根を貼り、左ページに日時、場所、調べたことを記載する。
この間、プラスでおすすめなのは、NHK番組のダーウィンが来た!のような、自然の生き物に関するテレビ番組。リアルタイムで見れない場合はブルーレイで録画しておくと良いでしょう。
■ソロから団体へ
1ヶ月やってみると、公園で近所の人に鳥が好きなの?のように言われることが増え、子供もその気になってくることでしょう。しかし、近所に住む、同世代のお友達は砂遊びや滑り台は好きでも、花や鳥に興味がないことが多く、なかなか趣味を共有できる機会がありません。また、自分たちで発見できる種類もハトやすずめ等、バリエーションが増えず、マンネリ化しかねません。
ここで、野鳥の会のようなこども向けの団体をインターネットで探してみましょう。多くの地域でそのような活動をしています。私の地域では月1回、第4土曜日に野鳥、虫、花などの観察イベントがあり、完全無料です。(確かバッジ代100円は必要でした)
そうです、これこそが、月1回・無料の活動なのです。
ここで、鳥や虫に詳しい小学生や中学生のお友達がいっぱいできました。共通の趣味のお友達が増えることで、興味はより一層定着し、子供も新たな居場所を見つけるようになります。
■ノートで発表会
野鳥の会の会長さんに、やってきたノートを見せてみましょう。
ノートにより、自分の子供の興味を一発で伝えることができ、図鑑にないような情報を教えてくれたり、詳しいお友達を紹介してもらえたりします。
また、専用のホームページや掲示板の案内があるでしょう。掲示板を使う事で、月1回の活動を待たずとも、インターネットでノートをタイムリーに共有したり、コレクションにつながる有力情報が聞けることがあります。
鳥の観察の上手な山田君(仮名)がチョウゲンボウという鳥の巣を見つけ、観察記録を掲示板にのせていました。この情報を元に、息子と私はチョウゲンボウの羽根を見つけることに成功しました。
また、このようなやり取りを見て、鳥の羽根の発表をして欲しいという機会も何度かありました。このようなやり取りはソロでは決して得られない多くの刺激を私たちに与えてくれます。知識はインプットだけではなく、アウトプットしていくことで定着し、深まっていくのです。
習い事と違い、親も一緒に参加するので子供の成長を見守ることができ、親も興味を育んで行くことができます。
これが完全無料ですから、習い事は何にしようかと悩まれていたら、野鳥の会は是非おすすめしたいです。
この記事を読んで、なぜ、好奇心の教育で鳥、虫、花が有利であるか、理解いただけたのではないでしょうか。このコミュニティは絶対しないと損です。自然の教科書で好奇心は育まれ、知的好奇心から学力の土台もでき、たくさんのかけがえのない仲間もできます。まさにスーパーキッズができる環境が整っているのです。