子供に好奇心を定着させるたった2つの手順
【あきみの式】好奇心からスーパーキッズへ【図鑑・中級編1】


最終更新日:2020/08/01
投稿日:2020/07/21

親や学校が、これを勉強しなさいと与える教育に比べて、好奇心を原動力に自らもっと知りたいという欲求で知識を吸収していくのとでは大きな差があります。これを幼児期に経験しておくと、小、中、高校生でもその成功体験が学習にプラスに働くと言われています。ここで、重要なポイントがあり、それは子供が興味を示したことに対して、親も興味を持ち、一緒にその好奇心を追求していく姿勢が大切ということです。子供と共通の趣味として続けていくことで、親子のコミュニケーションの土台にもなり、知的好奇心はさらに強く安定して定着するようになります。

■【ステップ1】リアルに触れるを習慣化


図鑑や付属のDVDで、ばっちり好奇心が見いだせた場合、これを定着させ、興味を引き出していく方法を紹介します。

休みの日に、親子で、虫好きなら虫取、花好きならお花摘み、鳥好きなら野鳥観察のように、興味の対象にリアルに触れる行動を始めます。対象が虫、花、鳥であれば、近所の公園でも可能なので、お金もかからずおすすめです。時には、虫の博物館や植物園、花鳥園といった施設を利用するのも手です。最初のうちは週1回ペースでやると継続しやすいです。

やらせるのではなく、子供と対話して行き先を決めます。

「今度の休み、植物園に行ってみようか?」
「近くに虫の博物館があるんだって、行ってみようか?」

行きたい!と子供がワクワクしていれば成功です。
親も楽しむことが大切で、珍しい虫や鳥を見つけたら大げさに喜んでみましょう。そしてスマートフォンで写真を撮ってください。



■【ステップ2】図鑑で調べてノートにまとめる


ノートを作成し記録を残します。これは作業にならないように注意が必要で、子供のワクワクの延長になるようにうまく誘導してあげて下さい。ノートにまとめるという目的を用意することでさらに好奇心が定着します。他にも多くのプラスがありますがこの記事では説明を割愛します。

「集めた花で押し花をやってみようか。」
「捕まえた虫の写真をノートでまとめてみようか?」
「集めた鳥の羽根をノートにまとめてみようか。」

ノートでは、日付、場所、何の生き物か、どんな、特徴があるか。子供と一緒に書いてみて下さい。何の虫か花かわからなくても、間違っていても構いません。とにかく、子供と一緒に考えて、図鑑で調べて書いてみるのです。多くの場合、何かわからないし、間違っています。大切なのは、一緒に考えて、何かしらその思考を記載しておくことです。文字は4歳くらいであれば、全て子供に書かせます。

2020/07/21
きんじょのこうえん
とんぼ
あかいのであかとんぼかな?

ノートに書くのはこんな感じでいいです。

ひらがなをほとんど書いたことが無くても、ひらがな帳を用意し、「と」はこれ、「ん」はこれ、「ぼ」はこれ、書いてみ。といって書かせてみましょう。見よう見まねでかけるものです。これを数か月続けると字が上手に書けるようになります。市販のひらがな練習帳などで練習するより、子供も楽しいので上達が早いです。


図鑑では、まず、子供にとんぼのページを開いてもらいます。あいうえお検索を見て、とんぼどこかな?と言いつつ、見つけるまで見守りつつ、困っていたら助けてあげます。次に、とんぼのページを開いて、公園で見たとんぼはどれかな?のように誘導し、子供に探してもらいます。選んだ理由を聞きつつ、子供と対話します。

「このとんぼやとおもう!」
「え?なぜ?」
「だって羽の形が似てるもん」
「あ、ほんとね。でもみたとんぼは赤くなかった?このとんぼ青いよ」
「ほんとだ。じゃぁこのとんぼかな」
「そうかも。じゃぁあかとんぼってかいてみよか」

リアルのお出かけは週1で良いですが、始めた直後は特に、平日の夜などに定期的に図鑑を一緒に見てあげて下さい。そして、次に出かける予定やターゲットの話もしておいてください。

「週末、遠くの公園にいってちょうちょを見に行こうか」


出かけてリアルを見る、を習慣化する。帰ってきて、図鑑で調べてノートにまとめる。これを繰り返していると驚く程、様々な能力が身についてきます。まずは1か月を目標にやって見て下さい。子供の変化に驚かれることでしょう。