幼児に好奇心を育む!超簡単3ステップとは
【あきみの式】好奇心からスーパーキッズへ【図鑑・初級編】


最終更新日:2020/08/01
投稿日:2020/07/19

最近注目されている好奇心からの教育ですが、
今回の記事では、幼児が好奇心を育む方法について解説したいと思います。

何もしなくても子供が勝手に興味を示していく場合もありますが、親の接し方でその確率を大幅に高めることが可能です。意図的に興味を示してほしい対象がある場合は、どんどん試してみて下さい。今回お話しする方法は、個人差はありますが、2~4歳に始めると良い方法です。

好奇心のタネは乗り物とか恐竜、宇宙でも良いのですが、わたしは身近な自然の生き物を推奨します。知的好奇心の教育で圧倒的に有利です。その理由はまた別の記事で紹介します。

【ステップ1】好奇心のタネを探そう


好奇心の種(タネ)とは、対象を「好き」と本人が認識するまでのきっかけとなる部分です。恋愛で言うと、この人のこと、好きかも?・・・という感情です。

普段、公園や買い物に出かけたときに、近所の人が連れている犬に興味を示しているとか、ハトがいると楽しそうとか、ちょうちょを見ると笑顔になるとか・・・。これが好奇心のタネです。親は、そのタネを見逃さないと同時に、興味を示している子供にプラスとなる声かけをしてあげて下さい。

「ワンワンかわいいねぇ。よしよししてあげてね。」
「はとぽっぽいっぱいだねぇ。エサを食べてるのかなぁ。」
「カラスかっこいいねぇ。上手にえさを取って、頭がいいねぇ」
「ちょうちょ、ひらひらとんでるねぇ。花の蜜をすってるのかなぁ」

親がそのように声掛けすることで、こどもは対象に興味を示すことが問題ない、親も喜んでくれているという気持ちになり、好き、という気持ちにプラスに働きます。

多くの場合、親の感情、接し方でその好奇心のタネは潰れてしまうので注意が必要です。

「犬にかまれるから、近寄っちゃだめよ!」
「鳥は汚いから、離れなさい!」
「ゴミをあさって、悪いカラスねぇ」
「お母さん、虫嫌いだからあっちいきましょう」

こういうことを言っていると、子供は、自分が興味を示している対象は親が受け入れてくれないダメな対象と考えるようになってしまいます。

また、親とは関係なしに、ささいなきっかけで対象を怖いと考えてしまうことがあります。

例えば、犬に吠えられたり、大量のハトが一斉に飛んでびっくりしたりする場合です。せっかくのタネを潰さないように、注意してください。

【ステップ2】タネに水をあげる


子供が、好きそうなタネを見つけたら、
次にやることは、そのタネに水をあげることです。

犬が好きそうなら、犬の出てくる絵本、テレビ、玩具、チラシ、何でもいいのでどんどん見せてみましょう。この段階ではお金をかけず、手持ちのものやレンタル、テレビ番組表から探すレベルで良いです。声かけも忘れてはいけません。

「あ、わんちゃんだねぇ。この前公園で見たねぇ、かわいいねぇ。」

水を与えた後、興味を示すか、興味を示さないか、どちらでもないか、様子を見ます。
1回ではわからないので、何度か繰り返した方が良いです。



【ステップ3】芽が出たら図鑑を与える


水を上げて、この好奇心は悪くないと思ったら、図鑑の出番です。
おすすめはMOVEシリーズの図鑑です。
付属のDVDの作りが2-4歳という年齢の好奇心をかき立てるのに最高です。
また、図鑑でピックアップされている生き物の種類が少なすぎず、多すぎない、丁度良い量なのです。DVDは見せて放置ではだめで、しっかり声かけしましょう。

「上手に獲物とるねぇ。待ち伏せ名人ねぇ」
「この鳥の求愛行動、面白いねぇ。素敵~」

図鑑は実際に見た生き物を検索するところからしっかり見せます。

「動物園で見たライオン見てみようか。P20だって。わぁ大きい、かっこいいねぇ。前見たねぇ」


図鑑を買い与えた後は、しばらく毎日、図鑑やDVDに付き合ってあげること。最初は大変かもしれませんが、子供が勝手に見るようになればもう、好奇心のタネは花を咲かせていることでしょう。

図鑑で興味を示さなかった場合は、無理強いせず、別の好奇心のタネから初めましょう。